胎児ドック

娘が産まれる前、胎児ドックなるものを受けました。
いわゆる出生前診断の一つです。
受ける/受けないは個人の判断で良いと思いますが、
経験者として記しておきます。今回は真面目です。

なぜ胎児ドックを?

妊娠判明して通院していたものの、数週間に1回程度のため、
「本当に大丈夫なんだろうか・・・」という思いがありました。
特に初期は胎動が分かるわけでもないし、不安だらけ。
 
それに、10カ月楽しみに過ごしてきて、いざ産まれて障害があった場合に、
今の私たちにはそれを受け入れて育てる自信がない、というのが正直なところ。
 
考えれば考えるほど暗い方向へ進んでしまうので、
より詳しく見てもらって安心しよう、と思って胎児ドックをしてくれる病院を探しました。
でも探しながらも「受けて私はどうしたいんだろう・・・」という気持ちでいっぱいでした。

どうやって探した?

某巨大掲示板の該当スレッドで出てくる病院について、Google検索しまくり。
やはり関西のここが有名。テレビでも必ず名前が上がります。
「クリフム夫律子マタニティクリニック」
 
しかし、妊娠初期に大阪まで移動することの方が怖く、東京で探すことに。
このインタビュー記事を見て、「東京マザーズクリニック」に決めました。
 
胎児診断によって妊娠中に赤ちゃんの病気がわかった場合もショックを受けることには変わりがありませんが、たいていは時間の経過とともに事実を受け止め、生まれてからのことを前向きに考えられるようになります。
病気によっては、胎児治療といって、おなかのなかにいる間に治療して治せる病気もありますし、生まれた直後から治療をスタートさせることで、良好な予後が期待できる病気もあります。 
 

 自分の中になんとなくあった出生前診断への後ろめたさや不安が、

「先に知って次に動いてあげるために、今受けよう」という気持ちに変わりました。

東京マザーズクリニックでの検査

 

 

予約の電話をして、12週5日でリスク推定検査のひとつ、「NT検査」を受けました。
リスク推定検査は、赤ちゃんに病気のある可能性がどれくらいの確率であるかを調べる検査です。
なかなか混み合っているようで、日程的にギリギリでした。
 
NT検査は、首の後ろの厚さや、鼻骨、心音などを超音波(エコー)で詳しくみます。
エコーだけなので、胎児への影響はありません。
 
ここでリスクが高いと判断されれば、次の検査に進みます。
クワトロテスト、羊水検査、など。もちろん、受けるかは本人次第。
 
USBメモリ(病院にて購入)に検査中の様子を入れてくれました。
心音も保存できて嬉しかった。
結果、異常は見当たらないとのことだったので、1回のみで終了しました。
 
 
料金はカウンセリング料込みで5万円+USBメモリ1050円。
もちろん保険外です。カードも使えました。
 
ホテルのロビーみたいに綺麗な空間でした。
 
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もし障害あったら...と結果聞くまでドキドキしました。
ひとりで来たことを激しく後悔しました。
妊娠初期はほんとに精神的に落ち着かないので、
出来たら夫婦揃って受診するのがよいですね。
もちろん、夫婦でリスクがあった時にどうするかを話し合ったうえで。

越谷レイクタウンmoriへ

連休の中日、越谷レイクタウンへ行った。
http://www.aeon-laketown.jp/

目的

私の気分転換と、娘撮影用のカメラの下調べに。ベビー服も見てみたい。

子連れに優しいつくり


2008年に出来た施設だから、よく考えてあった。

混んでて発揮されなかったけど、通路は広々だし、ちょいと休憩できるソファもあちこちにあるので、なかなか良い。
娘と同じくらいの低月齢の赤ちゃんもたくさん見かけた。

トイレと授乳環境については以下。

トイレ
必ずオムツ替えシートがある。私が利用したトイレは、ベビーカーのまま入れる広々個室に設置されてた。

なにより気に入ったのは、男子トイレにもオムツ替えシートがあるということ!
外出してても普段どおり自分で交換するのはなんかなー、嫌なわけじゃないけど。
それに女子トイレに長蛇の列が出来てるときもあるし、男子トイレにささっと入って替えて貰えるとどれほど助かることか。

しかしトイレ前ジャンケンで負けて結局自分で替えたけどね!

授乳室
トイレの他に、各フロア1つ?ミルクスペースなるものが。
moriの3Fには、女性専用の鍵付き個室授乳室と、男性もオッケーなオムツ替えスペースが。ここにきた時は夫にオムツ替えして貰った。助かる。
お湯もあるので調乳にも便利。オムツも捨てて帰れる。よく出来てるなぁ。

フードコートりーむーです

休憩するー?と足を踏み入れたけど、無理だった。席の間隔狭いし、うるさいってのもあったけど、何より色んな食べ物のにおいが混じって大変なことに(´Д` )結局、喫茶店でのんびりした。
おとなしく出来なくなった時にどうすっぺ...

カメラ

iPhoneでの限界(こんなに可愛いのにそれが表現されない!)を感じて、デジタル一眼でも買うことに。
お店のお姉さんのレコメンドと、後輩が持ってたこと、それに白があったのでこれにした。

ソニー デジタル一眼カメラ α NEX-5Rダブルズームレンズキット ホワイト NEX-5RY/W

在庫切れってことで入荷次第発送してもらうことにした。
これで娘撮影会が楽しくなる!!
きっと撮影したところで大福か朝青龍が写り込んでるんだろうけど!親バカフィルターすげぇ!

反省と次回への抱負

渋滞ハマったのがきつかった..大人でキツいから子どもならもっと、か。
帰り道はぐずって大変だった。走行中にベビーシートから出すわけにも行かないので、出発前にオムツや服のチェックして、出来たら眠らせておきたい。

カメラみて休憩したら時間切れだったので、次回はベビー服の買い物三昧したい。

連れてくのは正直ドキドキしたけど、私の気分転換になったし、明日からまたゆったりした気持ちで娘に接することが出来そう。

社会から切り離される感覚

産後の手伝いに来てくれた母が京都に帰り、娘と家で2人きりの生活が始まって1ヶ月が過ぎた。
なんとか軌道に乗って来たと思う。

なかなか寝てくれなかった時は、壁ドンしたくなるくらい本当にイライラした。だって眠いんだもの。
泣いてる娘の横で大の字になって「あーうーてなんだよおおおーわかんねぇよー」とごねたことも。わたしが。

なによりも辛かったのは、孤独感。
夫は深夜帰宅がデフォルト(ここ数日は4時帰宅)、暑くて出掛けることも出来ないし、近所にママ友も居ないしで、日中は黒猫や飛脚のおじさんやスーパーのおばちゃん以外の大人との会話無し。
気付けば一日中テレビつけてた。でも、ニュース番組も一日中見てたらおんなじ内容なのよな(´Д` )ザッピングしても面白い物はなく。集中して見れる時間もなく。

これは精神的にヤバいと思い、娘と早く寝て、夫の帰りに合わせて深夜起きて少し会話してから眠るようにした。
プロジェクト内結婚だから仕事の話されてもだいたい分かるし、メンバーとこんなことあったよ、という話題も聞いてて楽しい。皆が気にかけてくれるのも分かって嬉しかった。
おしゃべり大好きな人で良かったと思った(笑)
 
気持ちにゆとりが無いと乗り切れないなと思った。最近は笑うのが可愛くてそれで頑張れる。
本当は夫が平日早く帰って来てくれるのが一番なんだけども^^;

今月は保健所主催の2ヶ月児の会があってお友達が出来るかもだし、末には職場の皆が来てくれるので、それが楽しみ。

2か月になりました

水ぼうそう事件も乗り越え、2か月を迎えました。

成長データ

体重5.8キロ。(自宅調べ。)

重い。ビョルンベビーキャリアだと肩が外れそうになる。

発育曲線の上限に近い。

身長は測定不可。しかし伸びてる気がする。

できるようになったこと

物を握らせたら多少は保持できる。

うつ伏せになり、腰を支えたら首を持ち上げる。

よく笑う。

目で追いかける(追視)。これによりメリーで一人遊びできるように。

父母と目を合わせる。

クーイングのバリエーションが増える。(あー、うー、あおうー、など)

オウム返ししてやると非常に喜ぶ。

指チュパからげんこつなめなめに移行。

 

ひとこと

もう新生児用抱っこひもでの移動は限界・・・

とはいえ、まだ首が据わらないのでエルゴなどは買えない。ぐぬぬ。

水ぼうそう事件

6/19

1か月検診も無事にクリアしたころ、私は乳児湿疹に悩んでいた。

清潔にしていれば治まるらしい、けどと思い、小児科へ。

やっぱり乳児湿疹だと診断され、よわーい塗り薬を貰う。

 

6/20

・・・なんか体中に広がっているような?

母乳によるアレルギーかしら。(好き勝手になんでも食べていた)

それともハウスダスト的なアレ?

今度は皮膚科に行ってみよう

 

6/21

結構待って皮膚科へ。優しそうなおじーちゃん先生だった。

一目見て「これは、水ぼうそうじゃないかな?」

確かに。ぽちっとしたサムシングがあるのは分かっていた。

「まさか生後1カ月ではならないでしょう」と打ち消していた(;´Д`)

慌てて小児科へ。(産婦人科と併設)

先生も看護師さんも事務員さんもビックリ。

血液検査の結果も水ぼうそう。塗り薬と飲み薬、発熱に備えて座薬も貰った。

 

薬局のおっさん「座薬のコツはね、思いっきりグッと入れる事」

 

雨のなか、病院をはしごして疲れきってしもた。

仕事切り上げた夫が帰ってきた時には心底ほっとした。

何かしてもらうってことじゃないけど、一人ぼっちだったら凹んでたかも。

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何の疑いもなくお薬を飲んでくれて、発熱もなく1週間ほどでかさぶたになった。

でもそれまでは顔から全身にぽちぽちが出来て、とてもかわいそうだった。

どこでどう感染したか分からないけど、私自身も予防接種だけで罹患して無かったので、医者曰く「母乳からうまく免疫が伝わらなかったのかもね」。

娘から感染するんじゃないかと、冷や冷やしてた。

感染して寝込んだ場合、

夫は何日間休めるだろうか・・

Q決算終わるまではきついよな・・・

と考えてた。

ちなみに今はやりの風疹も、予防接種したのに抗体が無いことが妊婦健診で分かった。

健康体だと思ってたけど、分からんもんですな。

 

まぁこれで水ぼうそうの予防接種も必要無くなったし、結果オーライでしょう。

 

気付いたら乳児湿疹はきれいさっぱりに無くなってた。

案ずるな乳児湿疹。てことか。

パラダイス入院生活

初産婦は産んだ日から6泊7日の入院。

身体ボロボロ

寝てないし、手足のしびれはあるし、吸引で裂けて痛いし。

睡眠導入剤やら湿布薬やらキズ塗り薬やらたくさん貰い、とにかく回復に努めた。

分娩直前にゲロまみれになってしまったにも関わらず、

すぐにはシャワー許可が出なかったのが辛かった。

おしぼりが配給されて、それで身体を拭いてた。

入院中のスケジュール

午前:沐浴、授乳、調乳などの指導。

午後:新生児室へ迎えに行って同室でお世話。

夜間:そのまま同室でもOK、だけどボロボロだったので預けて別室を選択。

娘がでっかくて、沐浴指導時に左手首を痛めてしまった。

結局、1か月の沐浴はすべて実母にお願いしちゃった。

空き時間にしてた事

名前はもう決まっていたし、やることはほとんどなかった。

ラウンジにある育児本を読んだり、マッサージしたり、スマホで脱出ゲーム(SCRAP)したり。

なかなか母乳が出ない&傷口痛くて座れない!となって、Amazonで哺乳瓶や円座クッションをぽちってた。

ハタと気付く

LDR室で絶叫していたけど、そのすぐ横は新生児室。

そこで各種指導があるので、当時入院中のみなさんにも聞こえていたはず。

恥ずかしい・・・

 

パラダイス入院生活

自分のことだけしてればよい生活もこの入院期間だけだった。

時間が来ればホカホカの美味しいご飯がやってくる。

夜中は新生児室で看護師さんやらがミルクやってくれる。

心配ごとがあってもすぐ聞ける。

 

退院

夫は午前休しか取れず・・・仕方ない。

駆け足で出生届や各種申請を出してもらった。

書類一式はすべて産前にそろえていたので、スムーズに行った。

その日に京都から実母も到着し、いよいよ赤ん坊との生活スタート。

 

入院中に友達はできなかった。

出産レポート

2013年5月7日に第一子となる女児を出産しました。

忘れぬうちに記録。今思い出しても散々な出産でした・・

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前日

2013.5.6 12:00ごろ

予定日を5日過ぎ、「GW中には生まれんかったのぅ」と思ってたところへおしるしキタ━(゚∀゚)━!

はやる気持ちを抑えて、徒歩5分の店へ夫とインドカレー食べ納めに出かける。

冷蔵庫の食材を処分し、入院準備品の確認、そして「あまちゃん」の録画設定に励んだ。

 

21:00

なんとなく陣痛が来ているっぽい。「病院行くわ」と告げると

夫「いよいよだね!+(0゚・∀・) + ワクテカ +」

だったので「遊びにいくんじゃねーぞ」と思ったのを覚えている(口にも出した)

・・・この頃はまだ余裕のヨッチャンイカだった。

 

23:00

病院着。この時点で陣痛8分間隔。子宮口はちっとも開いてないが、予定日超過してるのでそのまま入院。

夫は翌日の打合せが何とかなりそうだったので、近所の実家に泊まり、朝にもいちど来ることとなった。

GWは出産ラッシュだったようで、あいにく病室は空いておらず、LDR室で一泊となった。

新生児室のすぐ横なので、夜中じゅう泣き声が聞こえて、陣痛も相まって、ほとんど眠れなかった。これさえなければ・・・

 

陣痛との戦い 

2013.5.7 8:00に夫が到着。長い一日がはじまる。

この先の記憶はとびとび。

陣痛はあるが子宮口が3センチから進まない。

バルーン入れたあたりからずーっと悶絶と絶叫。

「呼吸法??知らんがなワシは痛いんじゃなんとかしろ早く産ませろ」状態。

なにせ前夜は寝てない。

ウトウト・・・→激痛→寝ぼけながら絶叫→ウトウト・・・→激痛→(略

みんなに「そんなに声出してちゃ産む時には力出ないよ」と言われたけど、

自分では「最後の最後は振り絞ればイケる、絶対イケるから今何とかしてくれ」と思っていた。

夫が腰さすってくれてたけど、なんか違くって、でも頭が回らなくて「こうしてほしい」が言えず。

あげく、夫の手をはねのけて看護師さんに蚊の鳴くような声で「すみません、さすって・・・」

 

「いつまで続くねん!もう寝たい!なんならもう切ってください!いや、産むのやめる!」

とまで思ってた。

が。

夜勤で入った助産師Y田さんに「あんたの何倍も赤ちゃんは息できなくて苦しんでんだよ!!」とガチで怒られ。

それを見てた夫にも「言う事聞かないとダメでしょ、やる気あるの?」と仕事モードの目で詰められ。(今思い出しても震えあがる)

18時くらいからは真面目にラマーズ法に着手・・泣きながら。ようやく。

 

「18:45になったら様子見にくるから、そしたら分娩台乗ろう」

とY田さんに言われ、信じて頑張ってたのに

「ごめーん、ミルクの時間だから19時に来るわ、待ってて」と告げられた時は絶望したね。

 

19時過ぎにやっと分娩に入るってので、夫は着替えるために外へ、中ではLDR室のベッドを変形・・・

したところで猛烈な吐き気に襲われてリバース。続いてリバース。

ほとんど食べてないので水分しか出ない。

服だけ変えてもらい、髪はゲロまみれのまま分娩突入☆

「ほんどにずみまぜんっ」を連呼。 

分娩開始

陣痛の波にあわせていきむ。正直、いきむ方が楽だった。

「ほれ、あんだけ昼間暴れてても上手にやれとるやん」ぐらいは思ってた。声に出ないけど。

それでもY田さんには「目をしっかり見開け!力入れろ!」と怒鳴られてた。

先生は終始優しくて(お疲れのようにも見えた)、立会いの夫にもうまく役割振ってらした。

「髪の毛見えてきたよ、ほら!見て!励まして!」とか。

まる一日かかってるのに、赤ちゃんの心音は相変わらず超元気。

 

産まれた

21:46

夫が背中支えて、助産師Y田さんが上から押して、先生が吸引器でひっぱりだしてやっとこ産まれた。

嬉し泣きする夫を横に、私は

「みなざぁああん、ほんどにぃぃずみませんでしたあぁぁあ!お手数おかけしましたあぁぁ」

と詫びていた。

 

3712g。やっぱりガッツ石松似だった。

 こやつがワシを一日中いたぶってたのか・・・

やっと会えたね! 

 

先生・助産師さん・看護助手さんの3人で「ハッピーバースデー」と歌ってもらい、おしまい。

回復のため、夫と二人でLDR室にて1時間ほどのんびり。

3つの名前候補から絞り込み。二人とも同じ名前を挙げたのであっさり決定。

その日の夜は興奮とキズの痛みとで、なかなか眠れなかった。

 

立会い出産してみて

良かった。一人では精神的に無理だった。

「しんどい思いを共有できひんのはむかつく」というしょーもない動機で里帰りせずに立会いだったが・・・

トイレ1回しか行けなかったのは申し訳ないけど、ずっとついててくれて良かった。

 

色んなブログでは「旦那さんは肩付近に居て、下の方は見ないから大丈夫☆」とあったけど、夫は病院スタッフの指示で部屋中をうろうろしていた。

会陰切開の瞬間もばっちり見てたらしい。私は気付いてすらなかった。

処置の間、先生に勧められて胎盤もじっくり見てた。自分で見てもグロだった。

さすが、バイクで谷に落ちたり鎖骨骨折したりと数々の修羅場くぐってきた人は違うなと思った。

 

血やキズに耐性のある人は、立会いをお勧め。

血液検査で貧血レベルの男子は戦力外なのでおとなしく待ってるのが良いでしょう。

 

パラダイス入院編へ続く。